シリコーンゴムリサクル・・・ISO14001企業が注目!
<<<シリコーンゴムバリの再生リサイクル >>> by 株式会社加藤事務所
ゴム再生処理サービス:加硫ゴムを未加硫に戻します。マテリアルリサイクルです。
当事務所ではシリコーンゴムやフッ素ゴムを対象に、成形時のバリ、スクラップを同じ配合の未加硫状態(ゴムマスターバッチ)に戻し再生するサービスを米国TRC社と提携して行っています。
具体的には貴社よりゴムの不要品、スクラップ品を受けとり、米国まで運びます。TRC社にて特殊な装置と工程により加硫したゴムを未加硫状態に戻し再生します。ゴムマスターバッチ状態に戻した後、日本に出荷し、貴社工場まで納入します。このマスターバッチは元と同じ配合でありますので、新品マスターバッチに混ぜて、再度、加硫剤を配合して、お使いいただけます。
1. 最低引き受け量(バリ、スクラップ):2トン
2. 納期:約3ヶ月(引き取りから再生後納入まで)
3. 加硫戻し後の検査項目: ムーニー粘度
4. 異物混入防止 80または100メッシュのストレーナーに通してから出荷します
5. 引き取り時の包装形態: ダンボール箱に同じ配合毎にスクラップ品を詰めておいてください
6. トライヤル:5kg以上のサンプルをいただければ、テスト用にTRC社にて未加硫マスターバッチに再生して、御社に御評価用に提供いたします。
7. 物性:配合によって異なりますが一般的には、この再生サービスで再生したゴムの物性は以下のように予想されます。
引っ張り強度:10-15%減
引き裂き強度:若干増
耐熱性:若干増
圧縮永久歪み:変わらずか、若干減
硬度:変わらず
ムーニー粘度:若干減
グリーン強度:若干増
米国では自動車業界からのリサイクル部品使用すべきとの要請やコストダウンのためにこのゴム再生品を混入させる実績がかなりあります。特にシリコーンゴムのエンジンプラグブーツ部品では米国品は新車用で25%も再生シリコンゴムが使われており、また交換用プラグブーツでは35%も再生シリコンゴムが使われているケースもあります。
米国TRC社はこのシリコン、フッ素ゴム、EPDMゴムの再生を過去20年ほど行っており、その独特の処理方法は特許取得済みであります。また処理能力は3500トン/月と十分あります。現在はシリコーンゴムとEPDMゴムの再生がその多くを占めております。
当加藤事務所はTRC社の日本連絡所業務もおこなっております。
ゴム再生処理費用は、シリコーンゴムでは、約400円/kgかかります。これに日米間の往復の運賃等がかかります。よって採算的には、シリコーンゴムや、フッ素ゴム等の比較的価格の高いゴムが対象になるようです。さもないと再生マスターバッチが、新品ゴムマスターバッチより高くなってしまうのです。
今までよい処理方法がなかったシリコーンゴム、フッ素ゴムのスクラップ品の処理のために、また時代の要請であるマテリアルリサイクルの推進のために、是非このサービスをお試しください。ゴム種、量、形状を教えて頂ければ、概算お見積もりをさせて頂きます。またサンプルをご提供頂ければ、より正確なお見積もりが用意できます。
(この写真の様なシリコーンゴムのバリ、スクラップをリサイクルして、ゴムマスターバッチに戻します)
(ひとつ上の写真中の灰色のバリをTRC社にてシリコーンマスターバッチに再生したものです。
再生処理で加硫剤系は、消滅しますので、再度同じ加硫剤を配合して、加硫します)
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TEL 03-5645-8670(代) FAX03-5645-8671
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更新日:2001年1月19日
作成:加藤事務所
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