加藤事務所編集

将来のゴム製品、ゴム材料(ゴム関連企業の新規開発品の方向性)

平成12年3月に、日本ゴム協会主催ゴム技術フォーラムにて、ゴム分野での新技術。各社の開発動向が発表されました。いろいろ興味あるトピックスが紹介されました。さらに最近の業界誌、技術誌、業界情報よりゴム製品メーカーや材料メーカーの開発動向をまとめ、ゴム製品メーカー、ゴム材料メーカー、業界商社の参考になるように、加藤事務所にてトピックスを拾い出してみました。

1.これから将来性のあるゴム製品はなにか?
アンケートによると、最近開発されたゴム製品の新用途は、
電気電子機器(電磁波シールド、光ファイバー、放熱シート)、免振、排水舗装、自動車部品、プリンターロールであり、
さらに今後の新用途展開としては、
医療、健康機器、防振、パッキング。燃料電池、リサイクル、安全介護用品用のエラストマー開発。及びゴムと他材料との複合化。建材用防振、防音、制振ゴムあたりもおもしろい。ゴム協会の技術フォーラムの次の調査テーマが「アメニティ分野へのゴム製品」であることも注目していきたい。

2.今後のゴム材料での開発テーマは何か
原料ゴムとしては、 溶液重合では、立体規則性 と リビング重合が今後のキーワード。乳化重合では、立体規則性 と リビング重合で構造の制御された原料ゴム(分子量分布、規則性、分子端)の開発。ウレタンでは、耐熱性向上、導電性PU,抗血栓性、フロン問題PUフォーム。TPEでは、メタロセン触媒でのTPE,電子線後架橋のTPE,異種材料との複合成形、アロイ技術で複合化、エコロジー、リサイクルがこれからのテーマ。

配合と配合剤の開発では キーワードは、SELF架橋、インテリジェント架橋、長鎖架橋、トリ架橋、多機能配合剤、シランカップリング剤、シリカやカーボン表面にポリマーをグラフト、カーボンブラックにシリカ処理、ナノコンポジット、超微粉化タルク、チタン、ノンハロゲン。
ゴムの接着での開発テーマは水系イソシアネート接着剤、水系シクソン加硫接着剤、他

3.今後のゴムの加工、製造方法での開発テーマは何か?
バッチ混練りでは、ローター翼数UP,複合化ローター。半連続的な(ミキサー、ロール、押し出し機、連続混練り機)混練りシステム。ピンコンバートタイプ押し出し機、多重押し出し機、ギアポンプ型押し出し機、二軸押し出し機で加硫ゴムの再生。連続加硫では、シェアーヘッドによる急速加熱。PLCM(加圧型塩浴)、加熱不活性ガス高温高速加硫、オンライン計測。射出成形では,EVS、誘導加熱、セラミック金型UHF等高速加硫、真空成型等。タイヤの自動成型システム。金型汚染では、アルミナ膜形成で離型性UP,熱劣化の少ない離型剤、イオン注入で金型表面処理。

4.環境安全でのテーマは?
ゴムのリサイクル法として、マイクロ波分解、超臨界水分解、微生物分解、超音波分解、高せん断分解。超微ゴム粉末のタイヤコンパウンドへの応用。、また まもなく始まるPRTR法への対策も注目したい

以上 加藤事務所調べ

詳細は、加藤事務所までお問い合わせください。
更新日:2000/4/04

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