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グリーン調達に世界基準
平成13年10月 環境配慮型の部品を優先購入する「グリーン調達」基準を統一することが大手部品メーカーで決まりました。キャノン、ソニー、リコーなど国内18社が購入部品、化学品に含まれる化学物質などの開示要項化学品の共通化案をまとめ、まず欧州関連業界と統一する方向で基本合意しました。その開示を要請する化学物質は以下のとおり。いままで、各社ばらばらの基準で、原材料調達先に化学物質の含有の有無やその含有量を開示するよう要請してきており、混乱もみられたが、基準が統一されることで、部品、原料業界での対応がとりやすくなるでしょう。

開示要請化学品目

  1. アスベスト類
  2. アンチモン及びその化合物
  3. 塩化パラフィン
  4. 塩化ビニルポリマ
  5. オゾン層破壊物質
  6. カドミウム及びその化合物
  7. コバルト及びその化合物
  8. シアン化合物
  9. セレン及びその化合物
  10. 水銀及びその化合物
  11. タリウム及びその化合物
  12. テルル及びその化合物
  13. 鉛及びその化合物
  14. ニッケル及びその化合物
  15. ハロゲン系樹脂添加剤
  16. ポリ塩化ビフェニール類
  17. PBB、PBDE
  18. ヒ素及びその化合物
  19. フタル酸エステル
  20. ベリリウム及びその化合物
  21. ポリ塩化ナフタレン
  22. リン系樹脂添加剤
  23. 六価クロム及びその化合物
  24. 有機スズ化合物

グリーン調達
社外で使う資機材を従来の品質、コスト、納期といった条件だけでなく化学物質の使用抑制やリサイクルしやすさなどの環境対応で選別、調達する仕組み。欧州での化学物質使用規制に対応し1998年ごろから世界の情報機器・家電業界で採用する動きが広がった。データー調達先を選別するだけでなく、環境管理の国際規格「ISO14001」認証取得など調達先の環境対策そのものを支援する動きも加速。建設・エネルギー業界でも導入する企業が増え始めている。
平成13年10月2日 日本経済新聞記事より

更新日01/10/3
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