各種ゴムの自動車部品への用途、特徴、今後の課題 

平成13年7月15日付 ゴム化学新聞−車づくり支える高分子材料技術記事より抜粋
同紙記事(トヨタ自動車社 材料技術部へのインタビュー記事)より、加藤事務所にて表作成
ゴムの種類 用途 特徴 今後の課題
フッ素ゴム 燃料ホース内管材 耐熱・耐油性に優れる 低温性の改良と低コスト
  燃料系Oリング      
シリコーンゴム OILパンなどのシール用 耐熱性・低温性に優れる 硬化速度の向上
  FIPGに使う    
  エア系ホース    
フロロ
シリコーンゴム
一部の燃料系Oリング 低温性・耐燃料油性 強度の改善
  フッ素ムの特徴を併せ持つ新規エラストマー
も実用化
   
  直噴D4ガソリンエンジンの中の一部    
アクリルゴム  NBRの代替でOILシール 耐熱・耐油性に優れる 低温性・含水油に対する
性能向上
  Oリング    
  ガスケット類の採用増加    
エチレン/
アクリルゴム
OIL系ホース アクリルゴムより
耐熱性に優れる
アクリルゴムより
価格が高い
(ベイマック) エア系ホース    
  一部のダンパープーリーに適用    
  ディーゼルのターボホース    
  アクリルゴムとフッ素ゴムの中間材料も
ターボホースに採用
   
CPE CSMの代替、一部のパワーステアリング
ホース外皮に使用
耐候性・耐熱性に優れる  
(塩素化
ポリエチレン)
     
ヒドリンゴム 各種ホースの外皮に使用 耐熱・耐候性優れる  
  制御用ダイヤフラムでの使用も多い    
CSM 各種ホースの外皮に使用 耐候性・耐熱性に優れる  
  米国調達のパワーステアリングホースには
内管・外皮に適用
   
NBR エンジンルーム内の高温化に伴い量は減る 耐油性に優れる
コストは魅力
 
水素化NBR タイミングベルト NBRより耐熱性・
耐劣化油性に優れる
 
  ガスケット    
  燃料ホース    
  パワーステアリングホース    
  Oリング    
  エアコン系Oリング    
  ダイヤフラム    
EPDM タイヤ以外の自動車用ゴムの約50%に使用 耐油性の低い部品に使用 生産向上と
環境保護などの
観点から注着
  ウエザーストリップ    
  グラスラン(窓ガラスシール)     
  水系・ブレーキ系ホースやシール    
  耐熱ニーズに応じて、防振ゴム系・
ベルト系適用も検討増
   
ブチルゴム エアコンホース  気体透過が少ない 適用例が少ない
  ダイヤフラム    
  タイヤチェーン    
CR ホースの外皮 耐熱性・耐久性向上 他材料への代替もあり減少傾向
(クロロプレンゴム) 等速ジョイントブーツのインボード側      
  ダストブーツ     
塩ビ系 TPE グラスラン(窓ガラスシール) コスト、耐候性、耐傷付き性 脱PVCの動きあり、
代替材の開発が進む
  ウエザーストリップ     
  ホース    
  モール    
  アームレスト    
  シフトレバーノブ    
  インパネ    
  ドアトリムなどの内装表皮材    
オレフィン系 TPE CRの代替でラックアンドピニオンブーツ 耐候性に優れ、
ゴムに比べ高強度
低コスト化と
耐傷付きが課題
(サントプレーン)  グラスラン(窓ガラスシール) 成形性がよく軽量  
  ドアガラスウェザーストリップ 軽量・リサイクル上
から採用増
 
  パーキングブレーキペダルパット    
  サンルーフドレーンホース    
  ドアトリムなどの内装表皮材    
  エアバッグパット    
  オープニングトリム    
スチレン系 TPE SBRの代替でクラッチマスターシリンダーの
ブーツ
   
  TPOとのブレントでエアバックなどの部品に採用    
ポリエステル系 TPE
(ハイトレル)
等速ジョイント(CVJ)ブーツの
アウトボード側への適用が拡大中
耐熱・耐候・耐屈曲性
に優れる
更なる耐屈曲性向上と
耐へたり性の向上
  だったがここへ来て一段落、内装機能品に
消音の上から使用増
耐摩耗性、強度に優れる  
ウレタン系 TPE ポールポジションシート 耐加水分解性と
コストの面から
使用状況は横ばい
 
  ブッシュの一部    
  意匠性の上からトヨタセルシオ車の
インパネ表皮に使い始める
   
ポリアミド系 TPE エバポ低減に有利な為燃料チューブの採用が
拡大中
耐熱老化性、
耐サワーガス性
 
  細径チューブは単層 軽量化に優れる  
  インレットホースはゴムホースの内管として使用    
  バキュームセンシングチューブ    
  エアーサスペンションチューブ    
フッ素系 TPE エバポ低減に対応し燃料チューブの内管に
適用増えると思われる
  接着品質、低コスト化がポイント
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更新日2001/09/11
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